キャロル観たよ
劇場公開のタイミングを逃していたらhuluで配信されていました〜。
感想はですね、あの、夏に見なくてよかったです。
夏に見ていたら情緒とか感傷とかそういうものは一切感じられなかったでしょうし、上着暑そうだなくらいになっていました。
真冬にもう一回観たいです。
テレーズかわいいんですけど、百貨店のカウンターにあんな可愛い店員いたらわざと手袋置き忘れてナンパするよね?するよね?キャロルはただの忘れ物ですけど。
50年代?タイプライター全盛期のようでカシャカシャやるテレーズがかわいい…ではなく、全体的にしっとりした雰囲気でセリフは少なく、演者が醸す空気と背景で物語が進んでいきますね。好きです。
行間を読めない人には、おばさんに振り回されるただの若い女の子の話でつまんねーな、って思うかもしれません。
あとは時代背景として夫のいうことには従って良い奥さんで子育てして同性愛は病気という時代なのでそこから自立するラストのシーンなんかはドキっとしますね。
この演出はよくありますけど冒頭と最後の繰り返しの演出も好きなので、わくわくしたり死ぬほど感動する作品ではないですがじんわりと広がる感じです。
あとは50年代なのに古臭い感じがあまりしないように、全体的に色も抑え気味でそのおかげか作品の雰囲気に入っていきやすかったり2時間とほどほどの長さだったり余計な事はあまり描写されない点もポジティブな要素ではないかと。
MILKのように見終わったあと涙が止まらなくて箱ティッシュ半分消費しちゃう!ということはありませんが合わせておすすめしたい作品でした。
MILKを見たことがない?
あ、そうですかどうぞごらんくださいめちゃめちゃ感動します。